Base64は、バイナリデータをASCII文字のみで表現するためのエンコード方式です。 64種類の印字可能な英数字のみを使用して、あらゆるデータを表現することができます。
主に、電子メールやHTTPなど、テキストベースのプロトコルでバイナリデータを安全に送信するために使用されます。 また、HTMLやCSSでデータURLを使用する際にも利用されます。
Base64エンコードされたデータは元のデータよりも約33%大きくなりますが、 あらゆる環境で安全に扱えるという利点があります。
例えば、「Hello, World!」という文字列をBase64エンコードすると、
SGVsbG8sIFdvcmxkIQ==
となります。
Linuxでは、base64
コマンドを使用してBase64エンコードとデコードを行うことができます。
エンコードの例:
echo -n "Hello, World!" | base64
結果: SGVsbG8sIFdvcmxkIQ==
デコードの例:
echo -n "SGVsbG8sIFdvcmxkIQ==" | base64 -d
結果: Hello, World!
ファイルをエンコードする場合:
base64 ファイル名 > エンコード結果.txt
ファイルをデコードする場合:
base64 -d エンコードされたファイル > デコード結果.txt